機械の耳

機械の耳 (コバルト文庫)

昨日、ビブリオンのことを思い出したついでに、電車の中で、小松由加子作品を読みふける。
パンチはないけど、凄くのんびり出来る作品。ボーイミーツガール、１０年近く経った今でも楽しい。
古さを感じないのは何でだろう。当時としても文体は少し古めだったせいか。
かの子と孝行の、その後が知りたい。何年かして、同じ村で再会するんだろうか。
かえるの皮は温かい童話に仕上がっている。萌え要素はこっちの方が高い。
この本が発売された頃、何度も読んだ作品。
ほんと、SFは絵だねえ・・・たつねこの表紙がなければ、この本を手に取ることもなかっただろう。
この作者もコバルトではなく、今の電撃やファミ通文庫のようなところだと、もっとしっくりきたかも。
あー、でも萌え丸出しじゃなくて、たつねことコバルト文庫の奇妙な組み合わせが良いのかも・・・難しいね。